男も女も装身具Ⅱ 江戸から明治・大正期の技とデザイン

静岡県

今春、同館は開館25周年を迎える。四半世紀にわたる中で、収蔵の工芸作品と日本画を主軸としてさまざまな展覧会を開催してきた。
本展は、その基軸となる細密工芸作品を中心に、伝統工芸の多彩な技と美を男女の装身具の観点から紹介するもの。近世から近代において庶民の間で人気を博した男性の煙草入れや印籠、女性の黒髪を彩る櫛、かんざしは、まさに装身具の代表格でもある。
今回は、同館所蔵「木下コレクション」に島田市博物館の櫛・かんざしコレクションを添えて25周年に相応しい華やかな作品を添えた。掌ほどの空間に繰り広げられる繊細優美な装身具の世界が楽しめる。

開催概要