美をつくし 大阪市立美術館コレクション

昭和11年(1936)5月、庭園(慶沢園)とともに大阪市に寄贈された住友家の本邸があった天王寺茶臼山の地に、大阪市立美術館は開館した。東京・京都に続く全国で三番目の公立美術館で、本館建物は戦前の大型美術館の貴重な例として、登録有形文化財となっている。
8500件以上にのぼる所蔵作品は、日本・中国の絵画・書蹟・彫刻・工芸など多岐にわたり、関西を中心に活躍した財界人らが収集したコレクションをまとめて所蔵する点に特徴がある。中国書画の阿部コレクション、中国・石造彫刻の山口コレクション、仏教美術を中心とした東洋美術からなる田万コレクション、小西家伝来・尾形光琳関係資料、漆工品4000件からなるカザールコレクション、近代日本画家の大作が揃う住友コレクションなど、古美術から近代の作品まで実に多彩な顔ぶれだ。
開館90周年を前に大規模な改修工事を行う休館の時期に、これらの名品から厳選された約150件の作品を一堂に紹介。大阪が誇る東洋美術の精華を堪能できる展覧会だ。
※会期中展示替えあり
開催概要
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会期
2023年3月21日(火)〜5月21日(日) -
会場
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観覧料金
当日一般1,300円
詳細は公式サイトへ
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休館日
月曜日
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