夢二と舞台芸術

明治時代以降、文明開化により取り入れられた文化の中にはシェイクスピアら外国の作家が手がけた戯曲やオペラ、バレエなどの舞台芸術があった。それらは歌舞伎や人形浄瑠璃をはじめとした日本古来の芸能と同様、時代に合わせて変容しながら大衆に愛されるようになっていった。
大正時代を代表するマルチアーティストの竹久夢二(1884~1934)は舞台芸術を愛し、江戸情趣あふれる日本の伝統芸能や異国発祥のステージが持つ魅力を作品の中で表現し、舞台背景を手がけたこともあった。華やかな舞台上だけでなく、楽屋での様子や練習風景、観客たちの姿もとらえて画題とした夢二による大正浪漫の気風漂う舞台芸術の世界が楽しめる。
また、本館に寄贈されたテレビ時代劇や映画の監督として活躍した牧口雄二氏(1936~2021)愛蔵の夢二コレクションを初公開し、今につながる夢二の影響を紹介する。
開催概要
-
会期
2023年3月7日(火)〜6月4日(日) -
会場
-
観覧料金
当日一般800円
詳細は公式サイトへ
-
休館日
月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)
※ゴールデンウィーク中の4月25日~5月7日は開館
-
お問い合わせ
- カレンダーへ登録