恐竜図鑑―失われた世界の想像/創造(兵庫展)

兵庫県

人類が誕生する遥か以前、中生代(約2億5000万年前~6600万年前)の地球を支配していた恐竜たち。絶滅して久しい彼らを実際に見ることはもちろん不可能だが、その姿を再現しようという試みは、恐竜という存在が“発見”された19世紀の前半以来、現在に至るまで絶え間なく続けられてきた。そして今日では、自然史系博物館の主要コンテンツとして化石標本や復元モデルが陳列され、映画・漫画・玩具といったエンターテイメントの分野でも多くの人々を魅了している。
本展は、これまで美術館で取り上げられる機会があまりなかった恐竜に着目し、過去200年に描かれたパレオアート(古生物美術)の名作や珍品を「恐竜誕生―黎明期の奇妙な怪物たち」、「古典的恐竜像の確立と大衆化」、「日本の恐竜受容史」、「科学的知見によるイメージの再構築」という4つの章で紹介。想像力によって創造された太古の世界の住人たちとの不思議な出会いが楽しめる。

開催概要