ルーヴル美術館展 愛を描く

人間の根源的な感情である「愛」は、古代以来、西洋美術の根幹をなすテーマの一つであった。ギリシア・ローマ神話を題材とする神話画、現実の人間の日常生活を描く風俗画には、特別な誰かに恋焦がれる神々・人々の情熱や欲望、官能的な悦び、あるいは苦悩や悲しみが、様々なかたちで描かれている。一方、宗教画においては、神が人間に注ぐ無償の愛、そして人間が神に寄せる愛が、聖家族、キリストの磔刑、聖人の殉教といった主題を介して、信者たちに示されている。
本展では、西洋社会における様々な愛の概念が絵画芸術にどのように描出されてきたのか、ルーヴル美術館の膨大なコレクションから精選された73点の絵画を通して浮き彫りにする。16世紀から19世紀半ばまで、ヨーロッパ各国の主要の画家によって愛の表現の諸相をひもとく、かつてない趣向の展覧会となる。
開催概要
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会期
2023年3月1日(水)〜6月12日(月) -
会場
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観覧料金
当日一般2,100円(日時指定事前予約制)
詳細は公式サイトへ
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休館日
火曜日(3月21日、5月2日は開館)、3月22日
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