旅するチバラキ ~連作《水郷めぐり》の全貌~

茨城県

大正6年(1917)に4人の日本画家、飛田周山、水上泰生、山内多門、勝田蕉琴によって描かれた連作《水郷めぐり》は、利根川流域から茨城県南部の旅行をもとに生まれた作品。画家たちは各所で写生し、それぞれ幅六尺(=約180㎝)前後の横長の画面に仕上げた。本展では、水郷の湿潤な空気を伝えるような、墨の描写を主とした文人画調の連作31図を一堂に公開する。今はもう失なわれてしまった、およそ100年前の利根川流域、茨城県南部の風景を、旅情とともに楽しめる展覧会。

開催概要