第80回企画展「人生の的」

東京都

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みつを作品には目標という言葉は一つも出て来ない。みつをは“頑張れ”という言葉を嫌っていた。目標は頑張れという言葉とすぐ結びつくからだ。
「口でいくら頑張れ頑張れと言ってもその通りにはできませんね。頑張ろうとすると肩に力が入って足が地につきません。それよりも静かに冷静にやるべきことをキチンキチンとやっていく方がはるかに効果がありますね」(相田みつを談)
背筋を伸ばし呼吸を整え「静かに冷静に」弓を引き絞り彼方の空に向かって矢を放つ。その先に見えるのが、みつをの「人生の的」である。
声高に達成を目指し邁進する目標とは違ったものであった。では、その的は「ふたつ」あったのでしょうか?あるいは三つ?みつをが言う「ひとつがいい」という的とはなんだったのでしょうか? 展示をとおして紐解いていく。

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