特別展 受贈記念 彫刻家・澄川喜一の仕事

島根県

澄川喜一(1931~)は島根県鹿足郡六日市町(現・吉賀町)出身の現代彫刻家である。全国各地で約100点もの野外彫刻を手がけたほか、東京スカイツリー®のデザイン監修をはじめとする、都市部の建築分野のデザインや環境造形の仕事を担い、高い評価を受けてきた。また、母校・東京藝術大学で教授および学長を務め、首都圏で精力的な制作活動を続ける一方、故郷である島根県や、青春時代を過ごした山口県で文化行政の要職を担ってきた。こうした数多くの功績が表彰され、2020年には文化勲章を受章している。
本展は、2020年度および2021年度に島根県に寄贈された彫刻作品120点のなかから、選りすぐりの彫刻作品約50点を紹介するとともに、作品とあわせて受贈した膨大な作家資料のなかから、野外彫刻のスケッチや図面、下絵やマケット、石膏原型、収集していたものなど、今まであまり表に出てこなかった「澄川喜一の仕事」に着目して紹介する。澄川喜一の生み出す造形の奥深さを知り、郷土の作家についての理解が深まる貴重な機会となるだろう。

開催概要