特別企画展「―橋本コレクション受贈記念― 文明開化のやきもの 印版手(いんばんて)」

大阪府

本展では、明治時代から昭和初期にかけて全国各地で大量生産された日常使いの器である「印版手」の受贈コレクションから選りすぐりの作品を展示。描かれたさまざまな図柄を楽しめる。
型紙や銅版転写などの技法で当時の風俗や流行を取り入れた図柄を陶磁器に転写する印版手のやきものは、その美しい青色、そしてデザインの多様性などから各地に多くの愛好家が存在する。同館では、平成29年(2017)度に、印版手コレクターとして知られる橋本忠之氏が体系的、網羅的に収集した印版手作品1,129点の寄贈を受けた。本展はそのお披露目の展示となり、ほとんどの作品が初公開となる。
あわせて令和3年(2021)度に大阪で陶業商が集中していた「瀬戸物町」(現・大阪市西区)の老舗陶器商・つぼ善商店から寄贈を受けた、大阪で明治末期から昭和戦中期にかけて発行された陶磁器業界紙『陶業時報』を特別公開する。
明治時代、文明開化とともに隆盛期を迎えた印版手。本展が、それらを通して映し出す人々の生活と文化、思想のあり方について改めて考える契機となるかもしれない。
さらに新たな試みとして、印版手に馴染みのない世代に向けて印版手を暮らしに取り入れる提案展示をスタイリスト・東ひがしゆうな氏の監修で行う。「印版手ってカワイイ♡」をテーマにしたスタイリングにも注目だ。

開催概要