新たなカタチを求めて モールディング&カーヴィング

型成形は、古くは桃山時代の織部陶で用いられ、近現代においては工場での製造で活用されるなど、当初は量産化のために考案された技法であった。しかしながら現在では大量生産のためだけではなく、型成形でしか出来ない新たな造形を試みる陶芸家が現れている。また削りは、器を仕上げる際に行う工程のひとつだが、形を整えるという目的を超えて、造形のための手法として用い、精神性を映しこむような次元へと昇華しつつある。
本展では、鋳込み技法をはじめとした型成形によって制作する高橋生華、高橋奈己、若杉聖子と、削りの技法によって制作する猪倉髙志、伊藤剛俊、和田的、6名の作品を紹介する。型と削り、それぞれの技法の特性を生かし、独自のアプローチによって生み出される、多彩な造形表現の数々が楽しめる。
開催概要
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会期
2022年12月24日(土)〜2023年4月2日(日) -
会場
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観覧料金
当日一般600円
詳細は公式サイトへ
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休館日
月曜日(祝休日の場合は翌日)、12月25日~1月1日、1月3日
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