新たなカタチを求めて モールディング&カーヴィング

栃木県

型成形は、古くは桃山時代の織部陶で用いられ、近現代においては工場での製造で活用されるなど、当初は量産化のために考案された技法であった。しかしながら現在では大量生産のためだけではなく、型成形でしか出来ない新たな造形を試みる陶芸家が現れている。また削りは、器を仕上げる際に行う工程のひとつだが、形を整えるという目的を超えて、造形のための手法として用い、精神性を映しこむような次元へと昇華しつつある。
本展では、鋳込み技法をはじめとした型成形によって制作する高橋生華、高橋奈己、若杉聖子と、削りの技法によって制作する猪倉髙志、伊藤剛俊、和田的、6名の作品を紹介する。型と削り、それぞれの技法の特性を生かし、独自のアプローチによって生み出される、多彩な造形表現の数々が楽しめる。

開催概要