特別展法会への招待 ―「称名寺聖教・金沢文庫文書」から読み解く中世寺院の法会―

神奈川県

中世日本の寺院では法会という仏教儀礼が開催されていた。僧侶の修学の成果を披露する法会、国家の安寧や個人の供養を目的とした法会、芸能的要素を持ち娯楽性の高い法会など、さまざまな形式、規模の法会が開催され、その一部は年中行事として定着し、現在まで連綿と続いている。法会を遂行するために人、物、情報が集められ、また法会の開催を契機に古文書や聖教などの諸資料が生み出されていた。金沢北条氏の菩提寺で、多くの僧侶が集っていた称名寺に伝来し、現在は県立金沢文庫が管理する国宝「称名寺聖教・金沢文庫文書」は法会の所産ともいえる史料群である。本展では「法会への招待」と題し、人と物が集まり、史料が生成する場としての法会という視点から、「称名寺聖教・金沢文庫文書」を読み解き、中世寺院法会の豊穣な世界を紹介する。

開催概要