百瀬文 口を寄せる

青森県

百瀬文の個展「口を寄せる」を開催する。百瀬は主に映像作品で、他者とのコミュニケーションの中で生じる不均衡をテーマとし、身体・ セクシュアリティ・ジェンダーを巡る問題を追究している。本展では、女性声優をテーマにした新作サウンド・インスタレーション《声優のためのエチュード》を発表。この作品は、「声」だけが聞こえ、性別を判断できるキャラクターの容姿やしぐさが映し出されたアニメーションがない。映像と切り離された「声」は、性別を超えた流動的な存在として表れる。新作の他に、耳の聞こえない女性と耳の聞こえる男性との触れ合いに生じるすれ違いが映し出されている《Social Dance》や、百瀬の父親が百瀬の書いた173問の質問項目に口頭で答えていくなかで、その回答が父親の意志から離れていく《定点観測(父の場合)》など、性別や世代の異なる他者との関係やその背後にある見えない存在や抑圧が映し出された作品を出展。展覧会タイトルの「口を寄せる」は、他者に寄り添う動作を連想させるが、「声」がさまざまな身体を行き来していく様子にもつながる。存在しているのに、抑えつけられ、ないものとされていたさまざまな「声」に、耳を傾けてみてほしい。

開催概要

  • 会期

    2022年12月10日(土)2023年6月4日(日) 
  • 会場

  • 観覧料金

    当日一般1800円

    詳細は公式サイトへ

  • 休館日

    月曜日(祝日の場合はその翌日休館、1月2日は開館)、12月27日~1月1日、1月10日~1月19日

    ※2023年4月以降については公式サイトへ

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