上野アーティストプロジェクト2022「美をつむぐ源氏物語―めぐり逢ひける えには深しな―」

東京都

「上野アーティストプロジェクト」は、「公募展のふるさと」とも称される東京都美術館の歴史の継承と未来への発展を図るために、2017年より開始したシリーズ。その第6弾となる本展は、「源氏物語」がテーマとなる。


平安時代に紫式部が執筆した源氏物語には、四季折々の美しい情景とともに、多数の登場人物が魅力的に描かれている。主人公の光源氏を中心に紡がれる人間模様は、現代の私たちにも通じるものがある。読者は登場人物と自分とを重ね合わせ、物語に感情移入することができるからこそ、約1000年の間、変わらず読み継がれてきたのではないだろうか。そして、長い間広く親しまれてきたことにより、美術工芸や芸能など他のジャンルにも影響を与え、源氏物語は時代や文化を超えて人びとを魅了してきた。
本展では、絵画・書・染色・ガラス工芸という多彩なジャンルの作家を紹介。人との出会いはもちろん、美術館で作品とめぐり逢うことも、ひとつの「えに(縁)」と言える。人や社会とのつながり方が変化しているコロナ禍において、本展が生活を見つめ直す機会となってほしい。
さらに、コレクション展「源氏物語と江戸文化」も同時開催。江戸文化のなかで多様な広がりを見せる源氏物語について、東京都江戸東京博物館のコレクションを中心にその一端を紹介する(会期中展示替えあり)。

開催概要