平子雄一×練馬区立美術館コレクション inheritance, metamorphosis, rebirth [遺産、変形、再生]

東京都

本展は、練馬区在住の気鋭のアーティスト・平子雄一(1982~)と練馬区立美術館のコレクションとのコラボレーション企画。アーティスト自身の眼で同館コレクションの中から10点の絵画を選び、分析、解釈し、それらの作品から様々な要素を取り込んだ新作絵画を制作し、選んだコレクションとともに公開する展覧会となっている。
平子雄一は、植物や自然と人間の共存について、また、その関係性の中に浮上する曖昧さや疑問をテーマに制作を行っている。観葉植物や街路樹、公園に植えられた植物など、人によってコントロールされた植物を「自然」と定義することへの違和感をきっかけに、現代社会における自然と人間との境界線を、作品制作を通して探求している。平子の絵画には植物や壺、本、身の回りの物などが色彩豊かに描きこまれ、幻想的でまたユーモアをもって見る人を惹きつける。樹木と人間が融合した人物が登場し、絵画の物語を軽やかに導いている。
本展タイトルは、美術館のコレクションという遺産(inheritance)を平子という別のアーティストが変形(metamorphosis)し、現代的な感覚のもとに再生(rebirth)させるという意味合いで、作家自身が名付けた。時間と空間を超えた対話的な試みであり、過去から未来につながる創造の可能性を探る。

開催概要