佐藤時啓—八戸マジックランタン—

青森県

八戸市美術館では、写真家・美術家の佐藤時啓による個展を開催する。本展は、6年に及ぶ制作期間を経て撮影された、八戸を舞台とした作品で構成されている。「Magic Lantern」シリーズは、ろうそくやランプの光とレンズを利用して、ガラスに描かれた絵を投影する装置「マジックランタン(幻燈機)」から着想を得て制作された。これまでの長時間露光による撮影手法を踏襲しつつも、祭りや漁港、名勝地などの風景を重ね合わせた新たな手法により、地域に潜在する歴史や文化的意識を想起させる作品群だ。さらに、前方の景色を手元に映し出す描画補助器具の構造を用いた「Camera Lucida」シリーズ、シャッターを1時間開けたまま撮影した「An Hour Exposure」シリーズが加わる。また、カメラの原理「カメラオブスクラ」を荷台に乗せた自転車、佐藤の制作による「リヤカーメラ」を体験するプロジェクトなども実施。そのほか、八戸市民による、八戸の風景をテーマとした写真展も同時に開催する。

開催概要