没後200年 亜欧堂田善 江戸の洋風画家・創造の軌跡(福島展)

福島県

現在の福島県須賀川市出身の亜欧堂田善、本名永田善吉(1748~1822)は、江戸時代後期を代表する洋風画家の一人である。40代後半で、彼は白河藩主・松平定信から才能を見出され、当時日本ではまだほとんど成功者がいなかった腐食銅版画(エッチング)の習得を命じられた。試行錯誤を続け、優れた製版技術を身に付けた田善は、のちには人体解剖図や世界地図などの実用的な銅版画を手掛けたほか、江戸の風物を活写した《銅版画東都名所図》などで忘れ難い足跡を残した。とりわけ、その製版技術の高さは傑出しており、日本近世銅版画史における技法の大成者として高い評価を誇る存在である。
没後200年を記念して開催する本展は、田善の銅版画をはじめ《浅間山図屏風》(重要文化財・前期展示)などの肉筆の洋風画や、素描などにより、彼の画業を振り返る。田善が目にしたであろう西洋版画や同時代の絵師たちの作品もあわせて展示し、その表現の源泉と独自性を探る。
※会期中展示替えあり

開催概要