瞳に映るファンファーレ 浜口陽三の銅版画と川瀬巴水をはじめとした新版画

東京都

浜口陽三は、20世紀を代表する銅版画家の一人である。銅版画の技法カラーメゾチントを開拓し、世界的に活躍した。
本展では浜口陽三の銅版画とともに収蔵品から風景を中心とした「新版画」30点を紹介。版画は描いただけでは完成しない。描く、彫る、刷るという工程を重ね、長い時間をかけて1つの作品を生み出す。手仕事から生まれた端正な作品は、静かな調和をたたえ、音楽を聴いた後のように、気持ちを楽しませてくれる。作品が謳いあげる、何気ない風景の中の一場面や日常は、普段私たちが見過ごしてしまう隠れた美しさを気づかせてくれるかもしれない。うけとめるように絵の前に立てば、感動に満ちた世界のはじまりを告げる音が聴こえてくることだろう。深く澄んだ銅版画と、典雅な木版画の饗宴です。いつまでも続く作品の余情を堪能できる展覧会。

開催概要