河鍋暁翠展 ―父・暁斎から娘へ、受け継がれた伝統―

愛知県

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明治時代から昭和時代初期にかけて活躍した女流日本画家・河鍋暁翠(1868~1935)。狩野派絵師でありながら浮世絵のほか、流派にとらわれない作品を描いた絵師・河鍋暁斎の娘である暁翠は、数え5歳の頃、父・暁斎から絵手本を手渡され、幼いころから絵を学んだ。その後、暁斎の作品の彩色を任されるほどとなり、父の没後は仕事を引き継ぎ、暁斎の遺した未完の作品をも仕上げている。暁翠の流派は狩野派に留まらず、土佐・住吉派を吸収し、穏やかな美人画を代表とする上品で優美な作品世界を構築した。
これまで父・暁斎の名に隠れがちであった暁翠だが、最近では、暁翠の活躍を描いた歴史小説『星落ちて、なお』(澤田瞳子著、2021 年、文藝春秋)が第 165 回直木賞を受賞したことで注目が集まっている。
本展は、父の画技を受け継ぎながらひとりの日本画家として名を残した暁翠の作品を一堂に並べ、その画業の全貌を紹介する初の展覧会となる。
※会期中展示替えあり

開催概要