アルフォンス・ミュシャ展 美しき時代の女神たち

群馬県

チェコ出身のアルフォンス・ミュシャ(1860~1939)は、挿絵などの仕事をしながら絵画を学び、1887年にパリに移った。1894年末にミュシャが制作し翌新年からパリの街を飾った、フランスの国民的女優サラ・ベルナール(1844~1923)の演劇ポスターがセンセーションを巻き起こし、ミュシャは一躍アール・ヌーヴォーの寵児となる。ミュシャの生み出す華やかな女性像と渦巻く植物文様を組み合わせたイメージは、瞬く間にヨーロッパとアメリカを席捲した。束の間の平和と華やかな都市文化を謳歌したパリの、19世紀末から20世紀初頭の時期は「ベル・エポック(美しき時代)」と呼ばれる。ミュシャの描く女性たちはまさに、ベル・エポックの女神たちだったと言えるだろう。
本展では、ミュシャ作品の世界的なコレクターとして知られる尾形寿行氏のコレクションを中心に、流麗な女性像を描いたポスターや装飾パネル、生活に寄り添う菓子の容器や香水瓶といったインダストリアル・デザインまで、約300点を紹介する。

開催概要