秋季展「永青文庫漆芸コレクション かがやきの名品」

東京都

古くから人々の生活に馴染み深い漆芸品。中国では貝殻を嵌め込む「螺鈿」、漆を塗り重ねて文様を彫り表す「彫漆」、漆の表面に点や線を刻んで、そこに金箔などを擦りこむ「鎗金」といった技法が生み出され、日本では金銀粉や色粉を蒔きつける「蒔絵」が独自に発展を遂げるなど、多種多様な作品が制作された。それらが放つ「かがやき」はアジアのみならず西洋人をも魅了し、漆芸は東洋を象徴するものとなった。
永青文庫の膨大な漆芸コレクションには、大名調度、馬具、茶道具、楽器など様々な種類が含まれている。さらに、日本だけでなく、中国、朝鮮半島、琉球、東南アジアで制作された作品がみられるのも特徴のひとつだ。
本展は、永青文庫では実に16年ぶりの展示となる「時雨螺鈿鞍」(国宝)をはじめ、選りすぐりの作品を最新の調査結果とともに紹介。細川家が代々大切にしてきた「かがやきの名品」を楽しんでほしい。
また永青文庫では、「文化財修理プロジェクト」のクラウドファンディングを、昨年度はじめて実施。本展では、支援をもとに修理した、横山大観・下村観山・竹内栖鳳筆の三幅対「観音猿鶴」をいち早く公開する。当時の日本画壇を代表する3人の画家が手掛けた貴重な合作となる。
※会期中展示替えあり

開催概要