特別展 藤田嗣治 子どもへのまなざし展

秋田県

藤田嗣治は生涯、子どもを愛情込めて描き続けた。中南米を経由し、1933年に日本に帰国した藤田は、その後、中国や日本各地を旅する。中国での取材をもとに制作された作品では、日常を過ごす子どもたちの様子が生き生きと描かれている。また、壁画《秋田の行事》においても、表情豊かな子どもたちが四季折々の場面に登場している。
戦後、日本を追われるように渡仏した藤田は、特別な感慨を持ってパリの街に向き合った。パリのモンパルナスに居を構えた藤田は、街の一隅や室内に集う子どもたちの群像を描いている。1959年頃には、パリの路上販売の人々を子どもの姿で描いた油彩画を制作。これら小さな四角い油彩画は、藤田が妻と暮らす住居の壁一面に飾り付けられた。
本展では、子どもを描いた1950年代の油彩画や生活空間を彩ったボード画『小さな職人たち』を中心に、子どもが登場する1930年代の作品もあわせて展観。「私には小供がない。私の画の小供が、私の息子なり娘なり一番愛したい小供だ」と語った藤田の子どもへの想い、そして子どもへ向けたまなざしを紹介する。

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