-念ずれば花ひらく- 詩人 坂村真民の世界

岡山県

21世紀になり世界が更なる躍進の時代を迎えようとした矢先、誰が今のようなコロナ禍を予想しただろうか。人と人との接触を控えて距離を置き、マスク越しに会話する。温かい心の交流が忘れ去られ、人々が孤独の淵に追いやられるのではないかと案じられる。
坂村真民は幼くして父を失い、母親一人の手で清貧の中で5人兄弟の長男として育てられた。その母への恩愛は深く、数々の詩に詠われている。また遠く郷里を離れて四国で教職に就き、煩悶を抱えながらも家族への愛情を培いながら詩の世界に没頭していく。真民はその生涯で沢山の詩を発表し、97歳で世を去るまでいかに生きるべきかを厳しく自らに問いただしながら感動の詩を紡ぎ出し「祈りの詩人」として多くの人に親しまれてきた。
本展ではその真民の詩を中心に、愛用品やノートに記された思索のあとなどを紹介しながら、坂村真民の人となりと生き方をたどる。また真民詩に深く傾倒する鎌倉・円覚寺の横田南嶺管長が筆を揮った真民詩も特別展示。坂村真民の詩に触れ、喜びと新たな生きがいを見出してほしい。

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