特別展 ドレスデン国立古典絵画館所蔵 フェルメールと17世紀オランダ絵画展(大阪展)

本展の注目作品である17世紀のオランダ絵画の巨匠ヨハネス・フェルメールの《窓辺で手紙を読む女》は、窓から差し込む光の表現、室内で手紙を読む女性像など、フェルメールが自身のスタイルを確立したといわれる初期の傑作である。本作品は、1979年のⅩ線調査で壁面にキューピッドの描かれた画中画が塗り潰されていることが判明し、長年、その絵はフェルメール自身が消したと考えられてきた。しかし、2017年の調査により、フェルメール以外の人物により消されたことが新たに分かり、翌年から画中画の上塗り層を取り除く修復が開始された。2019年5月には、キューピッドの画中画が部分的に現れた修復途中の作品が、記者発表にて公開された。
東京、札幌に続いて開催される本展。この修復過程を紹介する資料とともに、大規模な修復プロジェクトによってキューピッドが完全に姿を現した《窓辺で手紙を読む女》の当初の姿を、所蔵館であるドレスデン国立古典絵画館のお披露目に次いで公開。所蔵館以外では世界初公開となる。
また、ドレスデン国立古典絵画館が所蔵するレンブラント、メツー、ファン・ライスダールなど、17世紀オランダ絵画の黄金期を彩る珠玉の名品約70点もあわせて紹介する。
開催概要
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会期
2022年7月16日(土)〜9月25日(日) -
会場
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観覧料金
一般2,100円
※土曜日、日曜日、祝日(8月12日、8月15日、9月20日、9月21日、9月22日を含む)は予約優先制
詳細は公式サイトへ
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休館日
月曜日(7月18日、8月15日、9月19日は開館)、7月19日
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