ますむらひろし展

山形県

山形県米沢市出身の漫画家ますむらひろし(1952~)の画業を紹介する展覧会。ますむらは県立米沢興譲館高等学校を卒業後、デザイン学校に入学するため上京し、1973年に週刊『少年ジャンプ』で「霧にむせぶ夜」が手塚賞に準入選しデビュー。雑誌『ガロ』や『マンガ少年』などでキャリアを積み、猫のヒデヨシと個性豊かな仲間たちが繰り広げる漫画「アタゴオル」シリーズは宮沢賢治が提唱した「イーハトーブ」の精神を作家独自の感性で受けとめて展開し、多くのファンを獲得した。また宮沢賢治の物語を漫画化し、『銀河鉄道の夜』は80年代に初めて取り組んでから現在の最新作に至るまで、ますむらのライフワークとなっている。
2005年からは、葛飾北斎が描く日本の風景に「アタゴオル」の住人たちが溶け込んだイラスト作品「アタゴオル×北斎」シリーズを発表。北斎の浮世絵に描かれた風景を分析し、新たな解釈を加えて描かれた同シリーズには偉大なる先人への畏敬の念を感じることができる。
また、ますむらが描く世界には「ヨネザアド」という名称や登場人物たちが操る方言など、たびたび故郷・米沢の要素が登場する。本展では「アタゴオル」「北斎」「宮沢賢治」といった多彩なますむらワールドに加えて、山形関連の作品も紹介する。

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