蜷川実花「瞬く光の庭」

東京都

蜷川実花は現代日本を代表する写真家・映画監督として、独自のスタイルで知られている。その視線は一貫して、いのちの輝きと儚さに対して向けられてきた。写真を中心に、多岐に渡る表現を手掛ける蜷川だが、本展では、コロナ禍の国内各地で昨年から今年にかけて撮影された、最新の植物の写真と映像を展示する。アール・デコ様式で装飾された同館の建築に、蜷川の作品を重ねることで、様々な時間の交差する場を出現させるものだ。植物から植物へと、あたかも蝶のように回遊しながら、蜷川のまなざしを追体験できる貴重な機会となる。
本展に先立ち2018年より国内10か所を巡回した「蜷川実花展-虚構と現実の間に-」は、コロナ禍までを含む蜷川のキャリアを総覧するものだった。本展では、さらなる飛躍を期待される蜷川の最新作と、ほかに類を見ない同館の建築空間との競演が楽しめる。蜷川が今、強く惹かれているという、光に溢れた色 “光彩色”(こうさいしょく)の世界、夢かと見まがうかのような現実の一瞬を映し出す写真や、ダイナミックな映像インスタレーションによる、蜷川の新機軸となる 「今」と「これから」を堪能してほしい。

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