細密工芸に見る生き物たち

京都府

日本の美術工芸品には、古来よりさまざまな生き物たちが描かれている。人々の身近な存在であった虫や動物たちは、その姿かたち、生態や名称から様々な意味が重ねられ、季節や暦、吉祥などを表す意匠に用いられてきたのだ。
工芸品においては、装飾の目的も兼ねて描かれてきた生き物たちだが、江戸時代の中期以降、写実的な表現が取り入れられるようになると、より精緻に作り込まれたものが出てきた。生き物たちの持つ質感が再現され、今にも動き出さんばかりの躍動感や緊張感が表現された作品は、単に意匠であったはずの虫や魚、動物たちが、あたかもその中で生を謳歌しているかのようにさえ見えてくる。
本展では、同館が所蔵する幕末・明治期の刀装具や印籠、花瓶や香炉といった調度品を紹介。さまざまな素材と技法で多彩に表現された生き物たちの姿が楽しめる。

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