人間国宝・香取正彦の仏具と佐倉の工芸

千葉県

人間国宝は、正式には重要無形文化財保持者という。これは、昭和29(1954)年に改正された文化財保護法により制度化されたもので、 「演劇、音楽、工芸技術その他の無形の文化的所産で我が国にとって歴史上又は芸術上価値の高いもの」(文化財保護法第一条第二項)の中で、 特に重要なものを高度に体得した人を認定するものである。
工芸家として初めて文化勲章を受章した鋳金家の香取秀真(かとり・ほつま)を父に持ち、幼少期を佐倉で過ごした鋳金家の香取正彦(かとり・まさひこ/1899~1988)は、 昭和52(1977)年に梵鐘の制作で重要無形文化財保持者の認定を受けた。香取正彦は父とともに、生涯で100口を超える梵鐘を制作したが、 同時に、時に依頼に応じ、あるいは研究のために、法要などで使用する多くの仏具を制作した。
本展では、同館の収蔵作品の中から香取正彦の制作した仏具をはじめとする作品を紹介。あわせて、正彦の父・香取秀真(1874~1954)や、津田信夫(つだ・しのぶ/1875~1946)、鈴木治平(すずき・じへい/1927~)など、佐倉ゆかりの金工家の作品を紹介する。

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