大宥清寺展 −京都北野の知られざる名刹−

京都府

日本を二分して天皇をも巻き込む長き戦乱の末に、幕を開けた史上初の武家による治世、鎌倉時代。歴史のうねりの中で、相次ぐ自然災害、流行病、食糧難は社会を混乱に陥れ、人びとの悩は募るばかりだった。
眼前に広がる「末法」を救うため、比叡の山中で仏法を習い究めた若き僧侶たちは立ち上がり、山を降りて民衆に分け入る。その一人が日蓮聖人であった。
聖人は度重なる怨嫉迫害を乗り越え、人びとに寄り添って教導し、社会の安寧を目指された。聖人の滅後は弟子たちがその遺志を受け継ぎ、ついに帝都弘通に踏み出す。その過程において最初に創建されたお寺こそ、青柳厨子本門寺、後の宥清寺である。
応仁の乱からの避難を皮切りに、時時の政策や権力者の圧力による京洛内外の移転を余儀なくされながら、やがて京都の要地・北野に根を下ろす。以後宥清寺は、幕末維新の動乱や急速な近代化を経、今なお日蓮聖人の遺志を継承する『生きた仏教のお寺』として、人びとの心の依り所となっている。
本展は、日蓮聖人御降誕800年にあたり、『日蓮門下関西圏最古の寺院』にスポットを当て、京都北野の歴史とともに、知られざる名刹の由縁を紹介する。

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