奈良県

大安寺のすべて ―天平のみほとけと祈り―

わが国最初の天皇発願の寺を原点とし、平城京に壮大な寺地と伽藍を構えた大安寺。奈良時代、東大寺や興福寺などとともに南都七大寺の1つに数えられ、一時期を除き筆頭寺院としての格を有していた。1250年の時を経て今も大安寺に伝わる9体の仏像は、奈良時代を代表する木彫群の1つである。かつての伽藍の発掘調査で出土した品々からは、往時の壮大な堂塔や華やかな営みの様子をうかがい知ることができる。また、菩提僊那、空海、最澄をはじめ、1,000人にも及ぼうかという国内外の僧侶たちがここに集い、後に諸方面で活躍した。天智天皇の発願により造られたとみられるかつての本尊・釈迦如来像は、今は失われてしったが、平安時代には奈良・薬師寺金堂の薬師三尊像よりも優れていると評され、古代から中世の仏像制作に影響を与えた。本展では、まさに時代をリードする大寺院であった大安寺の歴史を、寺宝、関連作品、発掘調査成果など様々な角度から紹介する。
※会期中展示替えあり

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