新潟県

平等院鳳凰堂と浄土院 その美と信仰(新潟展)

京都府宇治市に位置する平等院は、ユネスコの世界遺産にも登録される古都京都を代表する名刹である。疫病(天然痘)の流行や地震の頻発、相次ぐ合戦などによって世に不安と混乱が広がりつつあった時代、宇治川沿いにあった貴族の別荘を公卿・藤原道長が譲り受け、「末法初年」とされた1052年、息子の藤原頼通が寺院に改めたものである。現世に極楽浄土を再現するべく壮大な伽藍が整備され、その中心となる鳳凰堂には定朝作の本尊・阿弥陀如来坐像(国宝)を安置し、堂内には鮮やかな彩色による浄土図や来迎図が描かれた。
平等院では近年、創建当初の姿の復元を目指し、鳳凰堂の修理や調査研究が進められている。本展では、雲中供養菩薩像(国宝)に代表される鳳凰堂ゆかりの名品を中心に、調査の過程で発見された貴重な宝物や往時の華麗な堂宇を偲ばせる復元模写・模造、さらには養林庵書院(重要文化財)襖絵など、塔頭の浄土院に伝わる寺宝も紹介。国風文化と浄土信仰の象徴であり、いにしえから現代までの文化と美が融合する平等院の輝きを、本展を通して感じてほしい。
※会期中展示替えあり

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