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魅惑のミニチュア ドールハウスの世界展 世界のアンティーク~現代日本作家の超絶技巧

「ドールハウス」とは、人形の家、女の子のおもちゃ……そんなイメージが強いが、実はそれだけにとどまらない。日本語でぴったり当てはまる言葉がなく、「小さい家」が近い訳になるが、外装だけでなくインテリアも含め、精巧な再現性を誇るミニチュア文化のひとつがドールハウスである。
記録に残っている最も古いドールハウスは16世紀、ドイツの侯爵が愛娘のために作ったものといわれている。マイスターと呼ばれた高い技術者がドールハウスを制作し、やがて裕福な貴族階級や商人たちのステイタスシンボルとなった。18世紀の産業革命により、安価な材料で量産が可能になると一般の人々にも広まり、趣味として玩具として人気となっていった。長い歴史を経て世界中で愛されてきたドールハウスは、美術工芸品としてだけではなく、当時の暮らしを伝える文化遺産としても大変価値の高いものといえる。
日本でドールハウスが一般的に知られるようになったのは1970年代頃で、歴史は浅いが、現代作家の技術は世界的にも大変評価が高く、豊富なバリエーションが特徴で、個性豊かなミニチュア作品が次々と誕生している。
本展では、日本ドールハウス協会の現代作家の代表作および新作、ノエカフェ・一色美世子コレクション、箱根ドールハウス美術館のアンティークコレクションなど約80件にて、ドールハウスの魅惑の世界を紹介する。

開催概要

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