線の画家 ベルナール・ビュフェ

静岡県

本展は、同館のコレクションから、ビュフェの特徴といわれる「線」の変遷に注目して構成。同時に、初期から晩年までのビュフェの人生、作品をたどる展覧会。開催中は、全館で100点を超える品を楽しめる。
画面を覆うひっかき傷のような線、黒い輪郭線、鋭く突き刺さる垂直線…ベルナール・ビュフェといえば「線」で語られてきた。しかしその線は決して一様ではない。ビュフェの「線」はいつ生まれ、画家は「線」で何を表現しようとしていたのだろうか。ビュフェの線の変遷とその画家人生を多彩な油彩や版画でたどる。
ベルナール・ビュフェ美術館導入部分となる本館・中展示室では、初期作品を通じて、ビュフェがデビューした時代の空気と、その作品が当時どのように受け入れられていたかを紹介。さらに、ビュフェの初期作品、およびパリを描いた作品とともに、サルトル、サガン、グレコなど、時代を彩った面々をとらえた写真も展示する(撮影:ロベール・ドアノー)。
※会期中展示替えあり

開催概要