赤と黒

東京都

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“赤“ と “黒”は、岡本絵画を象徴する色である。
「赤の中から生まれ、赤の中に生きているという感じがする」というほど幼い頃から“赤”が好きだった太郎は、戦後日本で活動を再開させるやセンセーショナルなデビューを果たした。侘び寂びを尊ぶ“灰色の世界”にあえて強烈な原色をぶつけることで、日本の美術界を挑発したのだ。
太郎が好んだのは「血を思わせる激しい赤」。この“血の赤”が、岡本絵画のアイデンティティを支える重要な要素になっていることは疑いがないだろう。
いっぽう1960年代になると、太郎は積極的に“黒”を描きはじめた。梵字にも似た黒の抽象的なモチーフが画面を支配する、暗く不気味な呪術的な世界である。
太郎にとって“黒”とは、たんなる色彩のバリエーションではなく、生き方を象徴するものだったのかもしれない。
本展は、色をテーマにしたはじめての展覧会となる。

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