東京都

心の中の詩

草間彌生《残夢》 1949年 岩彩・紙 136.5×151.7 cm © YAYOI KUSAMA

草間彌生は、幼時の幻覚や内面に湧き上がるヴィジョンなど、きわめて個人的な体験を創作の源泉としている。作品をつくることは「もっぱら自分の内面の問題」であると草間は語り、心の中におきる感動や欲求をありのままに表現してきた。そして、そうした彼女の作品には、理性中心の近代主義的な考えを批判し、無限の想像力や内的イメージに目を向けた、1920年代にフランスで興り各国へ波及した総合芸術運動であるシュルレアリスムとも相通じるものがある。
本展では、内からあふれ出すイメージの数々や心の葛藤を映し出した草間の多様な作品を紹介。創作活動を始めた頃の日本画・油彩・水彩・パステルといった様々な素材や表現技法を用いた平面作品をはじめ、有機的なフォルムの集積にイメージの連続性を見ることができる立体作品、自身の幻覚体験を基にしたインスタレーションなどを展覧。さらに、筆の動きと共に頭に浮かんでくるヴィジョンを画面上に描いた最新の大型アクリル絵画シリーズ「わが永遠の魂」を併せて展示する。
初期から現在に至るまで、ひと時も尽きることなく自己増殖する心の中のイメージが生み出す草間の豊かな創作表現を堪能できる展覧会だ。

開催概要

  • 会期

    2022.03.032022.08.28
  • 会場

  • 観覧料金

    一般1,100 円(日時指定事前予約・定員制)

    ※チケットの美術館窓口での取り扱いは無し

    詳細は公式サイトへ

  • 休館日

    月曜日、火曜日、水曜日(祝日を除く)

    ※新型コロナウィルスの影響等により変更となる場合あり

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