東京都

Chim↑Pom展:ハッピースプリング

Chim↑Pom 《ビルバーガー》 2018年 ミクストメディア(にんげんレストランのビルから切り出された3階分のフロアの床、各階の残留物) 400×360×280 cm(左)、186×170×155 cm(右) 素材提供:にんげんレストラン、Smappa! Group、古藤寛也 個人蔵(左) Courtesy: ANOMALY(東京) 展示風景:「グランドオープン」ANOMALY(東京)2018年 撮影: 森田兼次

アーティスト・コレクティブ、Chim↑Pom(チンポム)は、独創的なアイデアと卓越した行動力で、社会に介入し、私たちの意表を突く数々のプロジェクトを手掛けてきた。作品の主題は都市、消費主義、飽食と貧困、日本社会、原爆、震災、スター像、メディア、境界、公共性など多岐にわたり、現代社会の事象や諸問題に対するメッセージ性の強い作品でありながら、その多くにはユーモアや皮肉も感じられる。
本展は、結成17周年を迎えるChim↑Pomの初期から近年までの代表作と本展のための新作を一挙に紹介する初の本格的回顧展。展示は、都市と公共性、ヒロシマ、東日本大震災などのテーマに則して構成され、作家が一貫して考察する事象を浮き彫りにしつつ、活動の全貌を検証する。一方で、創意工夫に富んだダイナミックな展示構成により、作品に新たな光を当てることを試みる。
展覧会のサブタイトル「ハッピースプリング」には、長引くコロナ禍においても明るい春が来ることを望み、たとえ待ちわびた春が逆境のさなかにあっても想像力を持ち続けたい、というChim↑Pomのメッセージが込められている。先行きが不透明な今日、既成概念を打ち破る彼らの力強い作品は私たちの想像力を刺激し、共により良い未来を考える道標となるだろう。

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