大阪府

感覚の領域 今、「経験する」ということ

現代美術の分野で独自の視点と手法によって、実験的な創作活動を展開している7名の美術家を紹介する展覧会を開催する。
今日、人類は数々の地球規模の困難な問題に直面している。なかでも昨今のコロナ禍によって、世の中の混迷の度合いはより深まっていき、生活習慣は大きく変化し、日常生活において多くの行動が制限される中で、新しい経験のあり方が問われるようになっている。そのような状況の中で、現代美術は、人々に多様な経験の機会を提供する媒体として注目を集めている。本展の7名の作品においても、その経験の質はさまざまだ。全身の感覚を伴う身体的なもの(飯川雄大、今村源)から、瞼の内側に生起する生理的な反応へと訴えかけるもの(伊庭靖子、中原浩大、名和晃平)。あるいは、記憶や想像力を動員する思考的なもの(大岩オスカール、藤原康博)まで、それぞれが経験の多様性を示唆している。
本展は、今日の美術と人間の感覚を取り巻く状況を踏まえながら、美術家たちの進行形の状態にある先鋭的な試みに焦点を当てて紹介する。それらは、今まさに生起しつつある、リアルな世界の反映でもある。本展を通して、多くの方々に美術家たちのユニークな作品と、そこに託されたメッセージを、さまざまな感覚の交錯する場の中で体験してほしい。

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