神奈川県

小田原三の丸ホール開館記念 コネクションズ − さまざまな交差展 –

歴史と文化が行き交う街小田原
新たな文化の拠点である小田原三の丸ホールを舞台に
さまざまな表現を創造するアーティストたちが交差する

小田原は街道沿いに位置し、古来より東西の文化が行き交う場でした。小田原が育んできた歴史と文化は、過去から現代に重なり合うように存在しています。この交差する地である小田原を舞台に、新たな文化の交差点となる三の丸ホールの開館を記念した独創的な展覧会を開催します。

小田原にアトリエを構える彫刻家の三沢厚彦、キュレーターの中野仁詞との関係性を軸に、さらに写真家の浅田政志、映像作家の志村信裕、インスタレーションを手がける美術作家の八木良太へと広がり、活動の場も表現方法も異なる4名の作家が集います。作家の思想や表現がアートにおける座標軸の上で交差し、重層化することにより、新たなアートの出会いが生まれるように、今回、小田原の地で4名の作家が集い、協働する中で生まれるこの展覧会ならではの新しい世界を示唆する機会となるでしょう。

導入部となる、人々が行き交う三の丸ホール2階のギャラリー回廊には浅田政志による新作を展示。本作は小田原に住まい伝統やなりわいを継承する家族や新たな生活や活動の場を求めてこの地に移住してきた人々などを撮影した写真作品です。そして、ギャラリー回廊と展示室の空間には八木良太のインスタレーション。場所性や環境を変換させ、異空間に誘う装置としての作品を展開します。さらに展示室内では小田原で取材した諸要素をカットアップした後ドローン効果を巧みに駆使しなから構成された映像による志村信裕のインスタレーション世界を展示。そして、多様性や全体性を概念化し、形象化した、三沢厚彦によるキメラ的彫刻作品により今回のテーマが象徴的に全体を取りまとめます。

また、コロナ禍を経て、劇場という作家と観客が関係し合い、コネクトすることの可能性を改めて考える場や機会として中野仁詞が会場構成を行います。

三沢厚彦《Animal 2020-03》2020
(C)Atsuhiko Misawa, Courtesy of Nishimura Gallery
浅田政志《小田原町人写巻》2021(新作)
八木良太《Time Signal》2021
志村信裕 《Odawara Kamaboko》 2022(新作)

開催概要

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