愛知県

企画展 浮世絵で旅気分

江戸時代中期、全国の地誌への関心が高まると、旅行文芸書や、各地のガイドブックとしての名所図会が刊行されるようになり、さらにカラフルな1枚刷りの風景版画となって盛んに作られるようになった。14歳で亡くなった尾張徳川家13代慶臧(1836~49)の墓所の副葬品にも数多くの風景版画が含まれていたほどだ。
風景版画の立役者であった歌川広重(1797~1858)は、保永堂から出版した「東海道五拾三次之内」が人気を博し、風景画の第一人者に躍り出た。写実を基本とする名所図会とは異なり、天候や時間帯をさまざまに設定し、登場人物にも工夫を凝らすなど独自の脚色をちりばめた作品群は、ひときわ旅の気分が溢れているように感じられる。
本展では、旅の雰囲気を生み出すための広重の工夫に注目し、当時の人々が作品から感じたであろう旅の気分を追体験してほしい。

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