静岡県

駿府博物館50周年特別展 名品「天・人・地」花鳥山水画

展覧会の注目作品の一つは、橋本雅邦の大作「林間残照図」。1904年、米国セントルイスで開かれた万国博覧会で最高名誉賞を受賞しました。しっとりと煙に包まれたような空間には奥行きが感じられます。光を取り入れた立体描写と、ぼかしを応用した空間表現などが、西洋画の影響を受けています。
霧の隙間に富士山がのぞいた姿を描いた竹内栖鳳の「秋霽(しゅうせい)」、川合玉堂の「奔泉紅葉」など、名だたる画家たちの名品も一堂に展示します。

静岡市ゆかりの板谷房(いたや・ふさ)の作品も必見です。板谷は1952年、清水市立第四中学校(当時)で美術を教えていました。板谷の才能を高く評価した静岡新聞社・静岡放送創設者の大石光之助らの支援で1953年に渡仏、その後生涯をフランスで過ごしています。海外では藤田嗣治(レオナール・フジタ)と並ぶくらい有名ですが、若くして亡くなったためか日本国内での知名度は高くはありません。没後50年に際して「静岡ゆかりの画家」として掘り起こしていきます。

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