岡山県

松田基コレクションⅪ―こども学芸員10周年記念夢二名品展/特別公開 愛しき動物たち―

夢二郷土美術館の約3,000点に及ぶ夢二作品のコレクションの礎は同館の創設者で初代館長を務めた松田基の「実業家として文化貢献こそが使命である」という信条に基づき蒐集された。松田は昭和26(1951)年に大阪の古書店で竹久夢二(1884~1934)の作品に出会い、その詩情あふれる作品に魅了されて蒐集を始め、作品の里帰りを念じて1966年に夢二の故郷・岡山に夢二郷土美術館を創設した。同館では毎年冬に、松田基が蒐集した作品の中から夢二の名品と夢二以外の作家の作品を一堂に展示する「松田基コレクション」を開催している。
本年は「こども学芸員10周年記念夢二名品展」と題し、夢二とふるさとを同じくする岡山のこどもたちに、郷土ゆかりの芸術・文化に触れ自ら発信してもらう取り組みとして2011年に始まった、同館の「こども学芸員」活動の歩みを夢二作品とともに紹介。10年間の活動の中でこどもたちが選んだ作品の人気ランキングの発表や毎年好評の「こどもたちによる作品解説文」の展示、第10期のこども学芸員がテーマを決めて選んだ夢二作品の特別展示をする。これまでの活動をまとめた記念図録とともに、こどもたちの学びの軌跡を楽しんでほしい。(小学生の方は無料で観覧可)
また「生活の中の美」を追い求めデザイナーとしても活躍した夢二が手がけた千代紙や封筒などの日常を彩る作品も紹介。冬の特別展示として夢二の肉筆作品の中でも最大級の屏風《一力》、《こたつ》を公開。夢二作品以外では、夢二と同時代に活躍した藤島武二らが動物を描いた作品の特別展示をする。夢二郷土美術館のお庭番ねこ「黑の助」の就任5周年を記念し、夢二がねこを描いた作品の展示と合わせて愛らしい動物たちの姿を堪能してほしい。

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