和歌山県

開館25周年記念特別展 紀の国わかやま文化祭2021特別連携事業 きのくにの三画人 -脇村兄弟のコレクションとともに― 第2部 桑山玉洲

田辺市立美術館は今年、開館から25周年を迎える。これを記念して、近世画壇で活躍した文人墨客の中でも特に、後世に”紀州の三大文人画家”として名を遺した、祇園南海・桑山玉洲・野呂介石の画業を紹介する特別展を開催する。紀州の文人画は、田辺市出身の慧眼の美術品コレクター、脇村義太郎・禮次郎兄弟の収集品の要でもあったもので、両氏の旧蔵品は当館の収蔵品の核の一つとなっている。それらの作品を軸にして、三人の文人画家の芸術を伝える。
第二部では、画家・画論家として中国絵画に拠らない日本独自の絵画の創造を目指した桑山玉洲(1746~1799)の表現に注目。玉洲は紀州和歌浦で廻船業・両替商を営む昌澄の長男として生まれ、二十代の頃に江戸に赴いて著名な画家を訪ねて絵を学ぼうとしたが、これに飽き足らず、以後はほぼ独学で書画の研究に励んだ。様々な書画を収集、研究する一方、京都の著名な文人画家・池大雅(1723~1776)や大坂を代表する文人・木村蒹葭堂(1736~1802)と交流して独自の絵画表現を確立するとともに、自著の文人画論を上梓して世に問い、画論家としても広く知られるようになった。

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