東京都

つくる・つながる・ポール・コックス展

フランスを中心に世界で活躍するポール・コックス(1959~)は、絵画、グラフィックデザイン、舞台美術をはじめ、多くの分野に才能を発揮し、日本でも広告や絵本などの仕事を通して幅広いファンを得ている。その作品は、鮮やかな色使いと軽やかな線が親しみを感じさせる一方で、豊かな読書に基づく教養と、知的な遊び心にも満ちている。
ポール・コックス氏と板橋区立美術館は、2006年のワークショップ「夏のアトリエ」から交流が始まり、展覧会の具体的な構想は2019年にスタートした。しかし間もなく世界的なパンデミックとなり、海外との往来が難しくなってしまった。展覧会の中止や延期も考えられたが、「制限から創造が生まれる」というコックス氏の座右の銘に励まされ、オンラインでの会議を重ねて展覧会開催に向けて準備を進めている。
本展では、近年取り組んでいる風景画の連作、劇場ポスターなどのグラフィックデザイン、さらには絵本の仕事を含め、多数の作品や資料を紹介。巨大な風景画や、ひらがなをテーマにした参加型のインスタレーションなど、本展のための新作も含まれている。それらは、作品を作ることによって、人々がつながっていくことができる、というコックス氏からのポジティブなメッセージとも言えるだろう。

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