東京都

中里 隆 陶の旅人

中里隆(1937~)は、九州・佐賀県のやきものである唐津焼をルーツとしながら、国内外を自由に行き来し多様なスタイルで作陶を続ける作家。その作品は、いずれも巧みな作陶技術によって生まれる伸び伸びとした形、釉や焼きによる質感など、やきものならではの魅力を湛えている。
唐津の名門陶家、中里太郎右衛門窯十二代目当主(号:無庵、1895~1985)の五男として生まれた中里は、青年期に京都や唐津で作陶を学ぶと、1971年には種子島に渡り、島の土による種子島焼を手がける。帰郷後、自身の「隆太窯」を築窯し拠点とすると、各地に旅をし、陶芸の技によって人との交流を深め、出会いや学びを楽しみながら創作を行ってきた。海外の土や釉など、現地の素材を活かしながらも、空間を飾り、手で触れ、用いることに喜びを見出してきた日本のやきものの原点である「器」に基礎を置く中里の作品は、作陶の初期から現在まで半世紀以上にわたって多くの人を魅了してきた。
本展では、鉢や壺などの大型作品から食卓を彩る食器まで、新旧合わせ100点余りの作品によりその幅広い仕事を紹介する。
※会期中展示替えあり

開催概要

直前の記事

最新一覧

美術展一覧へ戻る