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クリストとジャンヌ゠クロード―包む、覆う、積み上げる コレクションViewpoint

クリスト(1935~2020)とジャンヌ゠クロード(1935~2009)夫妻は、芸術家ユニット「クリストとジャンヌ゠クロード (Christo and Jeanne-Claude) 」として、世界各地で大規模なプロジェクトを実現させた。なかでも、建造物をシート状の素材と紐で包むプロジェクトを手がけたことで知られている。
ブルガリア出身のクリストは、首都ソフィアの美術アカデミーで、絵画や彫刻そして建築や装飾美術などを幅広く学んだ。1957年にウィーンへ亡命後ジュネーヴに行き、翌1958年にチューリヒで缶や瓶を布で包んだ「包まれたオブジェ」の制作を開始。そして同年のうちにパリに居を定め、生活のために肖像画の依頼を受けるなか、依頼主の娘であったジャンヌ゠クロードと出会う。二人は同じ1935年6月13日生まれであることに運命を感じ、生涯を共にすることを決めた。
1961年より多様なプロジェクトを共同で構想し、その過程でクリストが制作した縮尺模型やコラージュなどを販売して資金を賄うことで、プロジェクトを実現させてきた。同館所蔵の作品もすべてこうした目的のために制作されたものだ。
今回の特集展示では、全館コレクション展示のうち一室で、同館所蔵の16点を一挙に公開。これらの作品の中には、今秋パリで実現が予定されている凱旋門を包むプロジェクトの初期構想や、日の目を見なかったアイディアも含まれている。巨大なスケールで構想され、さまざまな手法をとる各プロジェクトの完成イメージを、その概要とともに紹介する。

開催概要

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