奈良県

華邨の心と書の世界

華邨は名蹟を見て臨書することは単なる模倣ではなく、自分の目の中に美が誕生する創作的営為であり、このような美が自分の中に蓄積されることを「書的地盤」と呼びました。こうした豊かな「書的地盤」に加えて宗教・哲学・思想に裏打ちされた「人間性の養成」、そして「世界情勢の体感」と言う三つを内包する人間から発せられた書を「心の書」と呼びたいと華邨は語っていました。西田幾多郎門下の哲学者、久松真一の下で約10年間思想的指導を受け、また民芸論の柳宗悦の思想や良寛の精神性などにも大きな影響を受け自らの人間性を培い、たゆまぬ研鑽を続けた華邨は、「心の書」と言うにふさわしい独自のかな書の世界を生み出しました。

本展では、華邨の思想性や精神性に注目し、当館が収蔵する杉岡華邨作品よりその人間性を感じさせる作品や華邨が目指した「心の書」の世界を物語る作品を紹介いたします。

【前期】61()725()

【後期】730()926()

【普及事業】夏休みクイズ

高校生以下を対象とした展示作品や書道についてのクイズを出題

奈良教育大学 仮名書道研究室の作成した「展示作品や書道のクイズ・解説」のプリントを館内で配布し、作品を鑑賞しながらクイズに解答します。

クイズ参加者には当館絵はがきを進呈します。

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