滋賀県

ボーダレスの証明 はたよしこという衝動

絵本作家のはたよしこは、1991年、兵庫県西宮市のすずかけ作業所でボランティアとして絵画クラブを始めた。また、1995年頃からは、日本全国の障害のある作者のリサーチを開始し、多数の作品を発掘してきた。障害のある人の表現との出会いは、はたを駆り立てた。NO-MAの設立前から関わり、館の名称である「ボーダレス・アート」というコンセプトを見出すと、2004年の開館後はNO-MAのアートディレクターとして、20本を超える展覧会を企画。障害者、高齢者、現代アーティストなど、あらゆる表現者がボーダレスに集う、数々の刺激的な展覧会を生み出し、新たな芸術観を社会に提示してきた。
はたは、2019年度をもってアートディレクターを引退したが、彼女の実践は思想とともに次世代に受け継がれている。本展では、「はたよしこ」という人物がフルスロットルで走り抜けたその軌跡を追い、彼女が思い描き、また行動に移した「ボーダレス」を体感してもらう。

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