東京都

デビュー50周年記念 諸星大二郎展 異界への扉(東京展)

諸星大二郎(1949年~)は多数の熱狂的ファンをもち、異分野のクリエイター、研究者といった幅広い層からも絶大な支持を得ている漫画家。1970年『ジュン子・恐喝』で実質的なデビューを果たし、74年『生物都市』で第7回手塚賞を受賞、本格的な活動を開始した。
その後は、『生物都市』や『夢みる機械』(1974)などのSF作品をはじめ、『妖怪ハンター』シリーズ(1974~)にみられる民俗学・考古学的な視点をもった作品、『マッドメン』(1975~82)など人類学的な考察とスケールをもった作品を生み出す。さらに『暗黒神話』(1976)は記紀神話を基に大胆な世界観を描き、東洋文学・思想に取材した『西遊妖猿伝』(1983~)『諸怪志異』(1984~2011)、博物学的な視点を感じさせる『私家版鳥類図譜』(2000~03)『私家版魚類図譜』(2004~07)など、多岐にわたる作品を発表している。
95年から執筆が始まった『栞と紙魚子』シリーズでは、作者が居住する三鷹市井の頭(胃の頭)周辺に物語の舞台を設定し、ホラーコメディという新たなジャンルを開拓(2008年第12回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞)。誰にも真似することができないといわれる画風と相まって、独自の世界を築き上げている。
本展では、諸星大二郎のデビュー50周年を記念し、代表作の原画約350点を中心に、作品世界に関わりの深い美術作品や歴史・民俗資料などをあわせて展示し、読者を「異界」へと導く魅力の原点へと迫る。
※会期中展示替えあり

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