茨城県

ひろがる墨 ― 五彩に出会う

中国より伝来した墨は日本の文化史に大きな影響を与えた。岡倉天心は代表的著作『茶の本』の中で、「禅宗が水墨画を好んだのは、抽象を愛する心の表れである」と述べ、水墨画を例に東洋の精神を海外に紹介している。「墨に五彩あり」とされるように、墨は黒単色として捉えられるのではなく、墨の諧調が織り成す色合いが私たちのイマジネーションを刺激して、観る者に色彩を感じさせるのだ。
本展では、茨城県近代美術館の所蔵作品を中心に、県ゆかりの横山大観や小川芋銭はもちろん、中世水墨画を代表する雪村から現在活躍中の画家まで、幅広い時代の作品を7つのテーマで紹介し、墨の世界へと案内する。

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