香川県

ゆかたと藍の世界

藍は、古くは奈良時代から現代に至るまで日本で衣服や布製品の染料として使用されてきた。中でも、ゆかたは、木綿が普及した江戸時代中頃から藍染と結びついて発展した染織品の代表でもあり、現代の私たちにとっても、藍染のゆかたは親しみのあるものとなっている。
本展では、ゆかたの歴史と変遷を振り返りながら、ファッションから現代アート作品まで「ゆかた」と「藍」をキーワードに紹介する。江戸時代の藍染衣装から、絹地に藍染が施された朝廷の女官の衣装、長板中形の技法で精緻な型染めをほどこしたゆかたなど、バリエーション豊かな作品を展示。また、現代に至って、伝統的な長板中形の技法で人間国宝(重要無形文化財保持者)に指定された清水幸太郎(1897~1988)や、松原定吉(1893~1955)と、孫にあたる松原伸生(1965~)、伝統に基づく藍染を現代の衣服に取り入れ進化させたファッションブランドmatohu、藍の産地・徳島で藍の歴史を研究しながら、自然発酵建にこだわった藍染布の制作を続ける森くみ子(1959~)、さらに藍を表現手段として、着物だけでなく現代アートに昇華させた福本潮子(1945~)らの作品も展示する。世代を越えて多種多様に展開していく「ゆかた」と「藍」の世界が楽しめる。

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