北海道

アート×コミュニケーション=キース・ヘリング展

単純な線で即興的に生み出された人や動物。地下鉄の広告板へのラクガキから始まったキース・ヘリングのアートは、1980年代のニューヨークから一気に世界へ広まっていった。ストリートから名声を博したアーティストといえば最近ではバンクシーが挙げられるが、キース・ヘリングはその先駆者ともいえる。
ヘリングは、アートはすべての人のためにあるべきだと考え、デザイングッズを販売する「ポップショップ」を開店して富裕層以外の人々にもアートを身近なものにした。また、世界中の子どもたちとワークショップを行ったり、反戦反核、人種差別撤廃、エイズ流行終結のためのポスターを制作するなど、社会的な活動を数多く手がけた。1990年の早すぎる死から30年が過ぎた今でも、彼の作品は人々を魅了し、ファッションブランドなどとのコラボレーションも後を絶たない。
新型コロナウイルス感染症の世界的な流行の影響で、人々が物理的にも精神的にも疎遠になりがちな昨今、「アートを通じてコミュニケーションをしたい」と語ったヘリングの作品は、人々を分断する溝を埋め、より一層の輝きを放つことだろう。
本展は、山梨県小淵沢にある中村キース・ヘリング美術館が所有する貴重なコレクション約160点により構成される。

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